これまでの「介護職員処遇改善加算」「介護職員等特定処遇改善加算」「介護職員等ベースアップ等加算」が一本化され「介護職員等処遇改善加算」が創設され、当法人におきましても加算算定を行っております。
当該加算を算定するにあたり、
1.現行の介護職員等処遇改善加算(Ⅰ)から(Ⅲ)までを取得していること。
2.介護職員等処遇改善加算の職場環境等要件に関し、複数の取り組みを行っていること。
3.介護職員等処遇改善加算に基づく取組について、ホームページへの掲載等を通じた「見える化」を行っていること。
「見える化」要件とは、新加算の取得状況・賃金改善以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を、介護サービス情報公開制度や当法人ホームページを活用して公表することです。
この要件に基づき、当法人における処遇改善に関する具体的な取組(賃金以外)につきまして、以下の通り公表いたします。
●加算の取得状況
介護職員等処遇改善加算(Ⅰ)
当法人における職場環境等要件に関しての取り組み
●入職促進に向けた取組
①他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築(採用の実績あり)。
●資質の向上やキャリアアップに向けた支援
①働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対するユニットリーダー研修、ファーストステップ研修、喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等。
●両立支援・多様な働きかたの推進
①子育てや家族などの介護等と仕事の両立を目指す者のため休業制度等の充実。
②職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員か正規職員への転換の制度等の整備。
●腰痛を含む心身の健康管理
①介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、職員に対する腰痛対策の研修。
②事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備。
●生産性向上のための業務改善の取組
①職場の課題の見える化(課題の抽出、課題の構造化、業務時間調査の実施等)の実施。
②5S活動(業務管理手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境整備の実施。
③業務手順書の作成や、記録、報告様式の工夫等による情報共有や作業負担軽減の実施。
④介護ソフト(記録・情報共有・請求業務転記が不要なもの)、情報端末(タブレット端末等)の導入。
●やりがい・働きがいの構成
①ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の福祉・介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善。
②ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供。